R日記 ~126日目~シェアリング・イズ・ケアリング

「Sharing is Caring(シェアリング・イズ・ケアリング)」

オーストラリアの先住民アボリジニの
人たちの心のあり方(マインドセット)を
表す言葉として「ケアリング、シェアリング」
が使われる。

同じ民族人種でなくても
みんなで共有して良い関係を
築くための知恵。

これからはシェアする時代とは
ずいぶん前から言われているが、
コロナの影響でさらに
加速している感がある。

週も後半にさしかかり、今日は
尊敬する方のラジオを聞きながら
仕事に没頭していたが、その方も
ニュータイプとオールドタイプの
決定的な違いとして

「ニュータイプ→外に保管(シェア)するひと」

「オールドタイプ→中に保管(所有)するひと」

とカテゴライズされていた。

そこには周囲に対しての信頼が
キーになってくる。

所有欲や顕示欲など
過度に独り歩きして
しまった現在人の心の
弱い部分を、今回の
騒動が浮き彫りにした。

アジア人への差別、
買い占め、政情不安
など以前として世界各地で
起こっている。

報道されているのは
ごく一部。

日本政府の対応には
全く期待してないが、
日本人の思いやり、
気遣いのレベルは
やはり世界トップクラスだ。

海外に住んでいると
見えてくること。

オンラインで瞬時に情報が
手に入る時代だが、
育った環境、その国の国民に
根付いている意識文化は
そう簡単に変わるものでは
ない。

日本に長年住んでいたので
懐かしくもあり、不思議な
感覚。

あまり外にも出てないので
季節感がなくなってきたせいか、
柳田國男が唱える日本独自の
「ハレ(晴れ)」と「ケ(褻)」を
大事にしたいなと思う今日このごろ。