スーパーにクリスマスの
チップ渡すのを
完全に忘れていた。
スーパーといっても
スーパーマーケットでなく
スーパーインテンデント。
アメリカでは各アパートに
住んでいる管理人みたいな
人をスーパーと呼ぶ。
(SUPERINTENDENT)
たいがい、建物の1階部分に
住んでいる。
「エアコン効かないよ」
「上の人が毎晩うるさいわ」
など、ちょっとしたお困りごとは
すべてスーパー行きの案件だ。
人種のるつぼ、ニューヨークで
毎日数々のクレーム、リクエストに
耐えられるには、鋼のような
マインド持ってないとつとまらないと
私は思ってしまうが、
家にいるだけで
仕事ができて
ラクだと言う人を
よく聞く。
連絡しても1週間も
まったく返信ない
いい加減なスーパーも
多いので、ニューヨークで
お部屋探しするときは
スーパーの人柄と
レスポンスの速さが
重要だ。
うちの建物は、
190cmくらいの
大柄イタリアンで
少しいい加減だが、
去年クリスマスにチップを
渡してから今年は
対応がよくなった。
冷蔵庫が壊れたときも
すぐに対応してくれたし、
ブレーカー落ちたときも
すぐにすスイッチの場所を
教えてきてくれた。
そんな大事なチップを
今年は完全に忘れていたのだ。
絶対に彼は覚えているので
ニューイヤーのタイミングで
さらっと渡そう。
新年に渡すのが
さぞ当然という
顔をして。
アメリカで慣れるのが
難しいチップ文化。
使い方によっては
いい習慣なのかもしれない。
チップは好意なので
いくらとかないが、
レストランでよく日本人が
ものすごい少額を渡したり、
なにも言われないから
渡さないケースも見かける。
日本人の品位を
疑われてしまうので
これだけは避けよう。
ワタナベナオミさんみたいに
太っ腹で
チップを出せる人は
ゆくゆくは幸せが
自分に戻ってくるのだろう。
チップは人のためならず。