R日記 ~1日目~Rome was not built in a day.

本日は近所のバーガーキングでブランチ。

家で仕事していると、どうしても
景色が単純化していく。

外に出れば海外旅行の毎日も、
やっぱり慣れてくるものだ。

朝2kmのマラソンを習慣としはじめ、
意識的に外界と交わり、季節の変化を
積極的に追うようにしている今日このごろです。

ニューヨークはハロウィンも過ぎ、
街路樹も少しずつ色づき、燃えるような
オータムンに突入です。

一昨日からやっとサマータイムも終わり、
日本との時差は14時間に戻りました。

R日記1日目は、今朝ランニングしながら
考えていたことを言語化作業。

人間の器、人間の価値。

先週ニューヨークマラソンのボランティアに
参加しました。

走っているときって、人間の器が
モロに出るものですね。

38kmの給水ポイント(fluid station)での
ボランティアだったのですが、
そこには様々な器の交差点でした。

残り4kmの一番きつい段階で、
我先と水を無言で奪い取っていくランナー、
アイコンタクトしながら丁寧に
水をもらっていくランナー。

そんななか、初老の男性が、

「Thank you so much.
Thak you for volunteer.」

と笑顔で、
それも足をとめて
一人ずつに声をかけてくれたのです。

3時間切るようなペースで走っているのに、
体力的には本当につらい最後の4kmで、
なんで彼はそんな言葉がでてきるのか。

「器のレベルが違う。」

二度と会うことのない人に
こんな応対ができるとは。

最初は面食らったが、
なんかジーンと心打たれるものが
ありました。

あー、こんな人生のランナーになりたいな。

この方は、家族にも愛犬にも
同じ接し方を、日頃から
していることでしょう。

蜘蛛の糸じゃないけど、
細部に宿りますね。

Mr.ダンディーの器は
1日にしてならず。

Rome was not built in a day.