メモは取っているけど、
効果的に利用できているのか。
単なる記録としてのメモで
終わってないか。
本著を読むことにより、
メモは単なる記録でなく
物事の捉え方、しいては
人生に対する”姿勢”で
あることがわかり、新鮮な
気づきがたくさんあった。
著者の前田 裕二さんは
日本の実業家で、
SHOWROOM株式会社の
代表取締役社長。
センスがよくマルチな才能の
持ち主と思いきや、完全に
努力の人。
クールに見えるが、かなりの
情熱家のようだ。
スマホ片手にメモを
とっている方も多いと思うが、
物事を抽象的に捉え
自分の問題にまで落とし込む
一手段としてアナログなメモが
紹介されており、実際に手を動かし
頭をフル回転させていく過程で、
人生の目標もしっかり言語化でき
クリアになっていく。
自分も本著を読むまでは
メモは記録用の機能しか
活用していなかったが、
メモこそ使い方では
物事を抽象的に考えるための
思考プロセスになりえると
改めて発見できた。
記録して、
抽象化して、
転用する。
具体的なメモ帳の使い方や
手順まで細かく書いてあり、
メモ初心者でも
無理なく実践練習して
いくことができる。
実際に私も
この本を読みながら
お気に入りの
メモ帳をつかい
何でもメモする
ように変わり、
メモ魔になりつつある。
方法論だけでなく、
メモの重要性に
気付いていった理由を
リアルな著者ご本人の
幼少体験など交えて
記されているため、
一気に読了。
たかがメモ、されどメモ。
単なるメモをよくも
ここまで掘り下げ、
情熱を持てる題材に
言語化したことは
とても意義あることだ。
就職活動中の方、
転職を考えている方、
リモートワークでデジタルの
思考プロセス迷子になって
いる方には是非読んで
ほしい一冊。
今日のニューヨークは晴れ。
そして、月曜はレイバーデイなので
3連休で街は少し浮足立っている。