「ちゃんと考えているの?」
と聞く人は、自分の
意見を一方的に相手に
押し付けている場合が多い。
自分にも思い当たる
節がある。
一方、考えてないと
思っている相手は
時間的にはずっと
考えているのだがその方法が
わからないことがほとんど。
なんであの人はわからないんだ
と気を揉むのは全く無駄な
苦労で、相手をいくら変えようと
思っても絶対に変わらないし、
考えられるようにならない。
いままで生きてきて
水泳の練習したことない人に
いきなり足のつかないプールで
泳いでっていっても、まず
無理な話だろう。
ちょっと厄介なのが、
言われた本人も
考える風のことは
やってきているので
それをもっと深くまで
やればいいと
思ってしまうが、
時間のムダが多すぎる。
そんな時は
相手が自分でやりたくなる
ような仕組み環境を作って、
考える筋道(手順マニュアル)を
教えてあげることが
一番の優しさだし、自分に
とっても学びが多い。
考えることは「抽象化」すること。
抽象化とは、その事実を
横展開し、他の分野で利用
したらどんな化学反応が
起こるか考えてみる。
そこから得る気づき。
具体、抽象、具体、抽象の
行き来を繰り返す。
あとは、抽象化した気づきをもとに
仮説検証し、PDCAサイクルの
数稽古しかない。
Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善)
古典的な方法だが、いいものは普遍。
そして当たり前過ぎて、
いまさら言及するまでもないが
考えることも全て1日にしては
なし得ず、毎日の練習あるのみ。
最近読み始めた本で
そのヒントが散りばめられていた。
今日のニューヨークは晴天。
洗濯日和だ。