今朝起きると
妻の両腕に蕁麻疹が
できており、両目も腫れていた。
最初のうちは
「一時的なアレルギーかな」
と二人で話していたが、
お互いに仕事をしていたら
少し治まってきたので
様子をみていた。
しかし、夕食後にまた
蕁麻疹が全身に
出てきたので、緊急と判断し
すぐにUrgent Care
(アージェント・ケア)へ。
保険会社に電話して
インネットワーク
(基本保険でほぼカバーされる)で
夜にでも診てくれる病院の
リストを出してもらい、
すぐにUberに乗り込む。
到着すると30m以上の
長蛇の列。
「えっ、全員待ってるの?」と
一瞬目を疑ったが、その列は
PCRテストの人たちだった。
経済が再開しだしたNYでは、
会社に出勤する前に
病院などで陰性証明書を
発行してもらってから、会社に
来てくださいと頼まれるところも
多いらしい。
また、何らかの保険や補助を
申請するときにもPCR検査は
必要になってくるので、たくさんの
人が受けに来ていた。
私達は急患なので、事情を
説明して、横から入れてもらい
受付済まして1時間ほど待っていたら
妻だけお医者さんに呼ばれて、
10分後くらいに腕を押さえて戻ってきた。
「やっぱりhives(ハイブズ)みたい。」
※hives「じんましん」(イギリス英語では nettle rash という言い方もあるそう)
注射を打ってもらって
薬も処方してくれたから、
ゆっくり休めば1晩でよくなるとのこと。
アメリカでもピーナッツバターなど
食物性のアレルギーで、急に
呼吸が苦しくなったりする人が
いるという記事を読んだばかり
だったので、応急処置してもらい
ホッとした。
なんのアレルギーかは、少し
落ち着いた後で日をあらため
調べてもらうとして、今日の
ところは応急処置完了。
そのまま、病院近くの
調剤薬局で薬を出してもらい
夜10時過ぎにようやく帰宅。
シャワーを浴びて
MTGを1件だけこなし
少し遅めにベッドへ。
NYで初めての夜間病院だったが、
最初はER(Emergency Room)と
混同しており、軽くパニック状態。
「Urgent Care/アージェント・ケア」は
命に別状はないが、夜間や祝日に
どうしても診てほしい場合に利用するもの。
・骨折やヤケド
・のどの痛み
・嘔吐、下痢、または腹痛
・切り傷や深刻な擦り傷
・インフルエンザや風邪
など。
一方「Emergency Room/エマージェンシー・ルーム」は
まさに生死にかかわるような緊急病棟。
CT・スキャンとか高い機材があるが、
もちろん医療費も高額。
少し待てるようだったら、まずは
「Urgent Care/アージェント・ケア」へ行き、
そこから「Emergency Room/エマージェンシー・ルーム」に
回してもらうのが一般的なようだ。
日本では何度か
夜間の救急外来に
行ったことがあったが、
アメリカでは
初めての経験。
健康第一だが、
普段体験できない
貴重な経験を
することができて
収穫も大きい。
ニューヨークは晴れのち曇り。
家の前で工事が始まった。